“挨拶”って基本中の基本ですよね。
5歳の長男、2歳の長女はまだしっかりと挨拶することができません。
“しっかり”っとは何を指すか?
・朝起きたら“おはよう”っと言う。
・お礼の挨拶“ありがとうございます”
・食事する時に”いただきます”、終わった後は“ごちそうさまでした”
・寝る時には”おやすみなさい”
まだまだ挙げればいろいろな“挨拶”はあると思います。
我が家の子どもたち2人は、朝の挨拶やお礼を言う時などの挨拶が苦手です。
そんな2人にどうやったら挨拶ができるようになるか考えてみました。
とある本に、子どもはメタ認知が苦手ということが書いてありました。
メタ認知とは、“メタ(高次の)”という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することですある。※Wikipedia
自分の考えていることや感じていることを客観的に認知することなので、大人でも苦手な人は多いように思いますが、子どもではまず難しいでしょう。
子どもはとても純粋です。
ここで、“挨拶”ができない子どもに対して、”何で挨拶ができないの!”や”ちゃんと挨拶しなさい!”っと声掛けをしたとすると、受け手となる子どもは、”僕(私)は挨拶ができない子なんだ。”、”ちゃんと挨拶できてないんだ。”っとネガティブな発想になりやすいと思います。
このような声掛けってよくありがちだと思います。
そこから改善しようとする子もいるかもしれませんが、中には”できない”ことを受け入れてしまい、余計に注意されたことができない・改善できない子もいるのではないでしょうか。
私は、このような時の子どもたちの声掛けとして気を付けていることがあります。
それは、、、
例えば朝の挨拶であれば、”おはようって言ってくれたらパパ嬉しいな。”
帰宅後であれば“ただいまって言われたらおかえりって言ってくれたら嬉しいな。”
などと、私(親)が嬉しいことを子どもに伝えるようにしています。
そうすると、子どもの考えとしては”〇〇するとママ(パパ)は嬉しいんだ!”っと考えるようになり、言われた行動を取りやすくなります!
実際に私も、朝の挨拶やお礼の挨拶の際にこのような声掛けを続けてみたところ、1週間もしないうちに子どもたちに変化がみられてきました!
特に長男の方が理解は早いため、言われてから翌日には朝起きたら”おはよう”や帰宅したら”おかえり”、何か物事をやってあげると”ありがとう”などと自然に言えるようになっていました。
長女も兄の影響を受け、徐々に変化しているように感じます。
また、親の行動も良く見ていると思うので、親同士でも挨拶をして、それを子どもたちに見せると、自然とマネしてくるかと思います。
なかなか子どもたちのできないことに対して、“ダメでしょ”や“ちゃんとしなさい”っと言いがちですが、モンテッソリー教育の中でもこのような声掛けでは、”ダメ”っという事実は理解しますが、直し方を子どもは理解できないため、具体的な方法やちゃんとしたやり方を親が示してあげることが大切とされています。
もちろん、1回言っただけでは理解できない子が多いと思うので、子どもが理解できるまで同じような声掛けで何回も示してあげると良いと思います。
そうすることで、いつの間にか子どもから“おはよう”や”おかえり”、”ありがとう”などと言えるようになってくると思います。
そうなったら、子どもの方から”挨拶”ができたことの素晴らしさを認め、褒めてあげると子どもが自分からとった行動が適切なんだと理解し、その日以降も挨拶を進んでしてくれると思います。
ぜひ挨拶が苦手な子がいたら実践してほしいと思います!
子どもも学び、子どもから大人も学んで成長していければ良いと思います!