娘の可愛い“嘘”
我が家では、子どもたちの目覚めが良かったり調子の良い時は、朝の準備をなるべく子どもたちだけでやってもらいます。
休みの日は朝ごはんの準備をやる時もありますが、保育園に行く時はなかなか時間が取れないので、歯磨きや着替え等の行く準備をしてもらいます。
先日、長女が保育園に行くときの洋服を自分で選ぶためにタンスの中から着て行く洋服を探していました。
洋服選びに時間のかかる娘。
女の子ですね。
これも良いけど、あれも良いな。なんて言いながら洋服を選んで着ようとしていましたが、上手く着ることができなかったため私のところに来て”お父さんやって”って言いました。
彼女が選んだ洋服はショートパンツにノースリーブの洋服。
その日は雨が降ってて、少し肌寒い気もしましたが長女が時間をかけて選んだ洋服だし、子どもの体温は高いので問題ないかなって思い洋服を着るのを手伝ってあげました。
着ることができて満足したようにリビングに行った長女でしたが、着ている洋服を見た妻が”今日は寒いからその洋服じゃダメだよ。”って言っているのが聞こえました。
確かに私も思いましたが、時間をかけて自分で選んだ洋服なので、一方的にダメだよって言ってしまうのも可哀そうだなって思った矢先、、、
それに対する娘の返答が、
”だってお父さんがいいって言ったもん”っと言っていました。
ん?
私は一言もその洋服でいいよっとは言ってないぞ。
ただ、彼女が持ってきた洋服を着せてあげただけ。
なぜか私のせいにされているではありませんか!
彼女たちがいるリビングに私も行き、事の経緯を話しましたが、娘は自分で選んだ洋服のためなかなか着替え直してくれず。
結局、保育園に行く直前に妻が半袖シャツに着替えさせ登園しました。
2歳の子どもでも言葉巧みに”嘘”をつくもんなんですね。
そもそも、人間はなぜ嘘をつくのでしょうか?
英国ポーツマス大学の研究チームが行った調査によると、生後わずか6ヵ月の赤ちゃんにも欺瞞行為(ぎまんこうい:”ある行為が人をだますために行われている”ということ)が確認できることが分かっています。
6ヵ月のまだ言葉もしゃべれない赤ちゃんでも、人をだますような行動をするんですね!
そんな赤ちゃんでも”嘘”をつく行動を取るということは、脳の発達の過程でもあるだろうし、そもそも”人間に備わっている機能(本質)だから”っと言えそうです。
次第に言葉を覚えて、会話が成り立つようになり、自分の意志や自己表現などができるようになると”嘘”も多くなっていきそうです。
あまり”嘘”ばかりついていたら、”嘘”の内容にもよるかもしれませんが周囲からの信用・信頼が欠けてしまうかもしれないので過剰な”嘘”には注意が必要です。
”嘘”をつくこと自体は成長過程でもあるだろうし、人間の機能でもあるだろうから”嘘をつくんじゃない!”なんて”嘘”をつくたびに怒ってもしょうがない気もしますね。
過剰に”嘘”をついてしまっていたり、人を傷つけてしまうような”嘘”をついていた場合など、ケースによって注意した方が良いですね。
今回のは、長女の可愛い”嘘”でした。
朝からほっこりして私は出勤し一日頑張ることができました(笑)